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◎ジャンル別育て方 |
寄せ植えをしよう(春) |
講師:花ごころ研究室 河合秀治 |
花苗の寄せ植えを作る前に植え付ける場所を決めておきましょう。
プランターなら容器と用土・鉢底土、花壇なら元肥と堆肥・石灰が植付け前に必要になります。
花壇を例にして説明します。
最初に花苗が生育しやすいように花壇の土を耕してふかふかにしておきます。
作業は土が良く乾いている日に行いましょう。
雨が降った後は土が練って固まり、ふかふかの土になりません。
花壇をクワやスコップで出来るだけ深く掘り起こします。
30センチ(スコップの長さ)まで掘り返せれば充分です。
掘り返した時、植物の枯葉や根や石などを見つけたら取り除いておきましょう。
起こした土の上から堆肥や緩効性の化成肥料をかけます。
クワなどで土の塊を崩しながら良く混ぜます。
さらさらになったところで地面より5〜10センチ高めにして盛り上げ表面を平らにしておきます。
中央部をやや高めにしておくと表面の排水が良くなります。
プランターに植え付ける場合は、必ず鉢底土を鉢の中の下に入れます。
土は水はけの良いものを利用しましょう。植物の根張りが良くなり育てやすくなります。
花苗はポットで育てられているものを選びましょう。
苗の状態は横に広く茂り、持ち上げても茎がふらふらしない、締まった株を選びましょう。
新芽が黄色くなっていたり、アブラムシが付いているようなものは避けましょう。
また、葉が比較的小さく、枚数が多いものがより良いでしょう。
花壇で後側に建物がある場合、建物側から順に低くなる植物を植え付けましょう。
背丈の高い順からルピナス、パンジー、デイジーという具合です。
また配色は出来るだけ同系等の色を使うとまとまりが良くなります。
構成も同じ植物を平行に植え付けるか円にして植えるか等単純な方が綺麗に見えます。
植え付ける植物と構成が決まったらポットごと土の上に置いて様子を見ます。
高低や色彩に問題がなければその位置で植え付けましょう。
植え付ける株の間は手のひらぐらい開くようにしましょう。
最初は寂しいように見えますがそのほうが後の育ちが良いのです。
ポットを抜いて穴を掘り、根鉢が隠れる程度の深さで植え付けます。
あまり深く植えると根腐れし易くなります。植付け後たっぷりと土に水を与えましょう。
1回では十分に水を吸わないので次の日も必ずたっぷりと水を与えましょう。
植付け後2週間程度したら追肥をしましょう。
肥料は株の元に一つまみ程度を月に一度与えると良いでしょう。
また、植物の様子を見て液体肥料を2週間に1度程度与えると生長がより良くなります。
●花がらは必ずこまめに摘み取りましょう。栄養が他に回らなくなったり、病気の原因になります。
●肥料は少量を何回かに分けて与える様にしましょう。
一度に与え過ぎると根焼けを起こしたり、葉ばかり茂って花が咲きにくくなることがあります。
●水やりは一度にたっぷりと与えます。出来るだけ与える期間をあけるようにすると根に酸素が行き渡り、
根張りが良くなり植物の育ちや花つきも良くなります。
●海藻堆肥を配合した根張りの良い土です。
●ロックウールを配合した軽量な培養土です。
●品質管理を二重に行った有機質素材を使用しています。
■■■ 使い方 ■■■
● 花苗や野菜苗を植え付けるのに最適です。
● 野菜苗など大きくなるものには赤玉土を20%程度混ぜるとより管理がしやすくなります。
●大粒なので長い期間肥料効果があります。
●腐植質肥料なので土壌の改良効果があります。
●寒肥以外にもお礼肥などの追肥にも便利です。
■■■ 使い方 ■■■
● 花苗や野菜苗を大型のプランターに植え付けたりするのに最適です。
● 野菜苗を育てるときは川砂を2割程度混ぜると定植後の根付が良くなります。
元肥そだちは緩効性の化成肥料です。
無臭で清潔です。
肥料による障害が少ないので土に混ぜて使用でき、花苗の花付きを良くします。
肥料成分は植物の根から出る根酸によって肥料として根に吸収されるので植物の生長に合った
肥料効果が期待できます。
■■■ 使い方 ■■■
もっとも効果的な利用方法は元肥です。
植え付ける時に土に混ぜて利用します。
用土に対して4g/L与えます。
例えば5Lの土に対しては4g*5Lで 20g(女性の手で肥料を軽く握った約半分の量)を土に良く混ぜます。
IB肥料を主成分とした緩効性の化成肥料です。
通常のIB肥料よりリン酸分が多く配合されているのでパンジーの花つきが良くなる効果が期待できます。
また、効き目がおだやかなので肥料やけする心配がありません。
■■■ 使い方 ■■■
追肥として利用します。葉や茎に当たらないように一株あたり5粒ほど与えます。
一月に一度は形が残っていても必ず取り替えます。
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