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◎品種別育て方 |
パンジー |
講師:花ごころ研究室 河合秀治 |
ビオラ/花の大きさが3〜4cmで、多花性で冬の間も休まず咲き続けます。
中輪種/花の大きさが5〜7cmで、大輪種に比べ花付きが良く生育が旺盛。
大輪種/花の大きさが8〜10cmで、花が大きいが、寒い時期は花付きが悪くなることがあります。
パンジ−で一番上の花弁の色が他と異なっているもののことを2色咲きと言います。
パンジーの花の中に黒い色の顔のような模様があります。
これをブロッチと言います。 このブロッチがあるものを「目あり」といい、ないものを「目なし」といいます。 このブロッチにも黒色と赤色があり「黒目」「赤目」と言われています。
花弁が波打っている種類のことをフリンジ咲きといいます。
シャロンは代表的な品種です 。
パンジーの花苗を植付ける前に花壇の準備をしましょう。
準備は土が良く乾いているのを見計らい、良く晴れた日に行います。
最初に見苦しくなった花苗や草を根っこごと抜き取ります。
切れた根や枯れた葉は出来るだけ取り除きます。
スコップなどで土を掘り返して柔らかくします。
このとき土の量が少なくなっていたら土の量を増やしておきます。
一度プランターなどで使った土を利用しても良いでしょう。 その上からバーク堆肥(60kg〜120kg/坪程度)、
リン酸を多く含んだ元肥を適量(1.3Kg/坪程度)を均一に撒き、
その上から苦土石灰をうっすらと撒きます。
すべて撒き終わったらスコップなどで土の塊を崩しながら土とバーク堆肥を混ぜ合わせて耕します。
土の表面を平らにならしておくと花壇の中に水溜りが出来ず、花苗の根張りが良くなります。
平らにするにはレーキが便利でしょう。
―植付け方―
パンジーの花苗を植付ける前に花壇の表面にポットごと配置します。
30cm程度の株間を開けます。最初は寂しいでしょうが大きくなるとバランスがちょうど良くなります。
いつまでも土が見えるようでしたら肥料が足りないことになりますので追肥の間隔を短めに行います。
また、パンジーには多くの品種があります。
見る位置手前からビオラ、中輪、大輪と順を追って植えていくときれいでしょう。
叉、花の色も多いので黄色い系統で濃淡を変えるなどの工夫をするのも楽しいでしょう。
全体の配置が決まったらポットの置いてある位置に植え付けて下さい。
深植えは禁物です。植え付けるときに、ポットから抜て根が巻きすぎてマット上になっていたら根鉢を崩しましょう。根鉢の上部の角の土を崩すのと底の方でグルグル巻いた根を剥ぎ取っておく程度で良いでしょう。
植え穴を大きく掘り、株元がやや高くなる程度に植付け株元を手の平でしっかりと抑えます。
植付け後はたっぷりと水を土に与えます。
一度に水は染み込まないので何度かに分けて充分にしみ込ませます。
―管理方法― 植付け後、2週間ほどしてから追肥を行います。4月までは肥料を切らさないように粒状の化成肥料を与えます。
枯れた花や葉は株元を片手で抑えて元から必ず抜き取ります。
花壇の増し土やプランター用の土として適した培養土です。
有機質を50%以上含みます。
また、ロックウールの配合により水捌けみずもちが良く、根に負担がかからず、すくすく育ちます。
リン酸分を多く含むのでパンジーの花付がよくなる効果があります。
海藻成分の配合により植物の根張りを良くし、葉の色を青々とさせ植物を強く育てます。
配合特許
プランターに使うときは鉢底土を入れてから土をプランターの縁から3センチ程度下がるぐらいに入れます。
大きく穴を開けその中に植えつけ、両手で株元を抑えます。
植付後はプランターを両手でわずかに持ち上げて地面に下ろす操作を2・.3度繰り返して土を締めます。
プランターの底から水が出るまでたっぷりとかん水します。
次の日も必ずかん水をしてください。
完全に吸水するまで24時間以上かかります。
庭の増し土として利用するときは適量の緩効性肥料を混ぜて20%程度混合してご使用ください。
IB肥料を主成分とした緩効性の化成肥料です。
通常のIB肥料よりリン酸分が多く配合されているのでパンジーの花つきが良くなる効果が期待できます。
また、効き目がおだやかなので肥料やけする心配がありません。
追肥として利用します。葉や茎に当たらないように一株あたり5粒ほど与えます。
一月に一度は形が残っていても必ず取り替えます。
元肥そだちは緩効性の化成肥料です。無臭で清潔です。
肥料による障害が少ないので土に混ぜて使用できます。
肥料の成分は植物の根から出る根酸によって肥料として根に吸収されるので
植物の生長に合った肥料効果が期待できます。
また、リン酸分を多く含むので花付きや実付きが良くなります。
もっとも効果的な利用方法は元肥です。
用土を使って花苗を植え付ける時に土に混ぜて利用します。
用土に対して4g/L与えます。
例えば5Lの土に対しては4g×5Lで20g(女性の手で肥料を軽く握った約半分の量)を土に良く混ぜます。
もし、追肥として利用する時は土の中に埋めます。
用土に赤土、黒土が多く配合されているときはとても効果的です。
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