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◎園芸の歴史 |
球根の話 |
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よくよく考えてみると球根草花は他の植物とどう違うのでしょう? 球根植物は地下または地際の器官に養分を蓄えて、その球根自体がわかれて繁殖していくのが特長です。 またこの球根が養分の貯蔵庫にの役割を果たすのであまり肥料を与えなくても育つ花が多いのが特長です。 まさにこれからガーデニングにチャレンジする方からベテランの方まで幅広く愛されている材料です。
●球根とは言っても様々なものがあります。が大まかには5つの分類に分けることができます。
茎の地下部が多肉化して養分の貯蔵期間と名っ鱗片が重なり合って
花芽その中に包まれ保護された形状。
■■代表種■■
チューリップ・ヒヤシンス・アイリス・アマリリス・ギガンチューム・オキザリス・
コルチカム・シラー・ユリ・ムスカリ・チオノドグサ
茎の地下部が球形または卵型に肥大して養分貯蔵器官になったもので
球茎の寿命は1年以内のものがほとんどで、親球の周りの子球が育つのが特徴です。
■■代表種■■ クロッカス・サフラン・フリージア・グラジオラス
サツマイモのように根が肥大したもので上部にクラウンと
呼ばれる茎の基部がついていないと芽が出ないのが特徴です。
■■代表種■■ ラナンキュラス・アルスとロメリア・ダリア
茎が塊状に肥大したものです。皮膜で包まれていないのが特徴で球茎と区別されます。
このタイプはほとんど分球することはなく、肥大したものをカットすることによって増やしていきます。
■■代表種■■ アネモネ・グロリオサ・シクラメン・カラー・サンダーソニア
地上の主茎の節が発生して地中に伸びる茎が肥大したものです。
節に側枝があるのが特徴で古い球根の節に新しい球根がつくのが特徴です。
■■代表種■■ カンナ・ウコン・ショウガ
現在では非常に多くの園芸種を世の中で見ることができますが、それら全てはもともと野に咲く素朴な
「原種」から改良を重ねられてつくられたものがほとんどです。
そして、それぞれの原種にはそれぞれの「ふるさと」があるわけです。もちろん現在の品種は改良された
ものたちなので、簡単に栽培できるように改良されていますが、その遺伝子の中には当然、原種の記憶
はあります。
それぞれの球根のふるさとの環境を知ることでよりいっそう上手に咲かせることができ、またそのライフ
サイクルを実現できれば容易に球根を増殖することができます。
日本での球根の産地は富山・新潟ですがやはり、日本ではこの2県が気候・土壌が限りなく地中海沿岸
に近いからなのでしょう。
アネモネ・アイリス・クロッカス・コルチカム・サフラン・シクラメン・スイセン・チューリップ・ヒヤシンス・
ムスカリ・ラナンキュラス
オキザリスカラーグラジオラス・グロリオサ・サンダーソニア・ネリネ・ラケナリア・フリージア
リコリス・ユリ
カンナ・シラー・アリウム・ユリ
アマリリス・アルストロメリア
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