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◎品種別育て方 |
クンシランの花を咲かせよう |
講師:花ごころ研究室 河合秀治 |
鉢花の中でもクンシランは枯れることはないが花がなかなか見られないという、ご相談がよくある植物です。
今回はそのクンシランの花を咲かせるための育て方をご紹介します。
クンシラン ヒガンバナ科クリヴィア属南アフリカ原産
クリヴィア属ミニアタ: 一般的なクンシラン、花は上を向いて咲く
クリヴィア属ノビリス: 葉が細く、花は下を向いて咲く
ダルマ系: |
草姿は、幅広く短い葉が左右に開きます。 |
高性広葉系: |
長めの葉が四方に広がります。花茎が長いのが特徴です。 |
斑入系: |
白や黄色の斑が葉に見られます。株分けで増やします。 |
- 鉢底から根が伸び出してきたもの。
- 水を与えても、すぐにしみ込まないもの。
- 植物が鉢いっぱいで水を与える余地のないもの。
- 子株が出て鉢がいっぱいになったもの。
*植え替えは2年に1回が目安です。
- 鉢の縁を棒などで軽くたたいて、株を鉢から抜きます。
- 底のほうから根をほぐし、1/3ほど古い土を落とします。
- 鉢底土を2〜3cmほど入れ、新しい用土で植え付けます。
※鉢底の穴から流れ出てくるまで、たっぷりと水を与えます。
- 棒などで突いて、根の周りに用土をしっかり入れます。
花後に、葉が6〜7枚以上の子株を株分けします。 葉数が少ないものは、枯れやすくなるので避けましょう。 ※傷んだ黒い根は切り取りましょう。 株分けは、植え替え時に一緒に行います。
- 7月までの葉の枚数で花数が決まります。葉を枯らさないように注意しましょう。
- 花後から初秋までは肥料を切らさないようにしましょう。
- 冬は室内に鉢ごと取り込むか、霜のあたらない軒下へ移動し、ビニールなどで防寒をします。
- 冬は水やりを控えましょう。
- 秋早く暖かい室内に入れると、花茎が伸びずに開花します。
※ 5〜10℃の室内で越冬させると葉が傷みません。
用土の説明 《クンシランの土》
- 水分バランスを整える赤玉土を配合しました。
- 厳選された腐葉土が生長を助けます。
- 保肥力を高めるバーミキュライトを配合しました。
肥料の説明《花実をつける肥料》
- 醗酵させた有機質肥料なので生育がゆっくりとしたクンシランに適しています。
- りん酸分が多いので花付きを良くします。
−使い方−
- 植付け2週間後から与えます。
- 生育期は1ヶ月に一度与えます。3月〜10月の真夏の期間を除いて与えます。
- 株元から少し離して与える様にします。
(便利資材の紹介)
つる支柱 葉だれ防止に便利です
ミニチョキ 古い根などの剪定に便利です |
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園芸サポート → 品種別育て方 → クンシラン
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