東京園芸資材販売 株式会社
 
  ◎ジャンル別育て方
花木果樹を楽しもう
 講師:メネデール化学研究所 吉田 秀雄





常緑樹の植え付けに適した時期です。
ツツジ・サツキ・ツバキ・サザンカ・カルミヤ・コニファー(貝塚伊吹、この手ガシワ)類をはじめ、
柑橘系などの常緑果樹などが代表的な常緑樹ですが、
根がしっかりしていてポット等に入って育てられたものでしたら落葉樹でも問題ありませんので、
落葉樹の植え付けも手順に従って行ってみて下さい。




このコーナーでは、関東、中部、近畿地区を標準としてアドバイスをさせて頂きます。
南北に長い日本列島は、北海道稚内から沖縄竹富島まで、なんと4000km以上も離れています。
そのため、おおよそ3つの気候帯に分類されます。
東北北部から北海道にかけては、冬の寒さが厳しく亜寒帯気候。東北南部からは、温帯気候。
伊豆七島、九州以南沖縄は、亜熱帯気候。桜の開花でも沖縄の台湾緋寒桜が2月。
鹿児島は、3月6日頃、札幌は、5月2日頃と3ヶ月も違うのです。
平均気温が10℃を越え、桜が咲き出してからが本格的な園芸シーズンとなります。
日本の気候風土を理解していただき、
皆様のお住まいの地域と照らし合わせて時期をずらしていただければと存じます。




a)
庭に植える場合は、根鉢(植わっているポット、根巻きの大きさ)の2〜3割大きい穴をを掘ります。※庭に残土やコンクリート片がある場合は出来る限り取り除く。
b)
根が直接当たらない深さに元肥として発酵油粕と緩効性の化成肥料を入れます。50cm位の穴なら2つかみずつ入れ、たい肥4〜5リットルを土でよく混ぜます。
c)
次に土とたい肥を3:1に混ぜ、穴に10cm入れます。
d)
5〜6リットルの水を入れ、土と根の間に隙間ができないように気をつけて植え付けます。
e)
風などで根が動かなくするために支柱を立てます。
f)
植え付け後、たっぷりと水を与えます。




●植え付け時に、張りの細い枝、葉、伸びすぎている枝は、切り戻しをして整理すると根とのバランスが良くなり活着がよくなります。
●落葉樹、落葉果樹の植え付けは、東北以南は寒中を除いた、秋から3月中旬までですが、ポット等に入った苗は、今月でも植え付け可能です。関東以北は、雪解けしてからが適期です。
●根巻き物(根をワラ等で巻いてある物)、根が向きだしになっている苗、落葉樹の中でも特に新芽が出ている苗は、新芽を取り除いて植えると水分の過剰蒸発を防ぎ、活着がよくなります。
●堀った穴に水を入れる時、植え付け後に水を与える時に(メネデールの100倍液)で与えると植え痛みを防止し活着を促進させることができます。

植え替え、植え付け、弱った植物に。Fe(鉄分)を多く含んだ、
植物活力素「メネデール」 がおすすめです。




1)苗で、大きくしたい木を除いては、最長部も切り戻し形を整えます。
2)冬の寒さで黄変した枝や枯れた枝も切り戻します。
3)張りの細い枝、
4)ふところ枝(幹の内部に向かって伸びる枝)
5)平行枝(平行に伸びる枝)は、1本を残して切り戻します。
6)車枝(1か所から放射線上にいくつも伸びる枝)
7)芯止め(先端が二股になっている枝)は1本を残して切り戻し、維持したい高さの芽の上で切ります。







●2月から4月に花を楽しませてくれる花木は、ほとんど7月のお盆過ぎに花芽が形成されますので花後に
 剪定することと、緩効性の肥料を与えることを忘れないようにしましょう。(ロウ梅・梅・寒椿・さざんか・ユキ
 ヤナギ・レンギョウ・ボケ・カイドウ・ニワ梅・ミズキ類・ジンチョウゲ・コデマリ類・オウ梅・モクレン類・ツバキ・
 カルミヤ・ライラック・エニシダなど)
●梅、バラなどの新芽にアブラムシが発生しやすい時期ですので、アブラムシ用殺虫剤で防除して下さい。
●果樹も花が咲き始めますので、嫡蕾を木の状態に応じて行って下さい。
●関東以北で雪解けが始まり、蕾が若干膨らみ始めるころまでに、落葉樹、落葉果 樹に石灰硫黄合剤の
 10倍〜20倍液を散布すると越冬している病害虫の防除となります。
●近畿以西では、病害虫が発生しやすくなりますので注意して早めに予防して下さい。(アブラムシ・ケムシ・ うどんこ病・黒星病・等)





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