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◎これで差が出る |
冬の草花に液体肥料を |
講師:住友化学園芸 開発普及部 普及課 課長 草間 祐輔 |
なんと言っても植物に「すばやく吸収される」のが特長です。
植物は生育するために根から水分を吸収しています。
「液体肥料」は「水に溶かして」与えるため、植物は水に溶けた肥料成分を速やかに吸収できるのです。
肥料成分のチッ素(N)は主に葉・茎の生育を、リン酸(P)は花、そしてカリ(K)は根の生育を促します。
「なんとなく元気がない」、「花付きが少ない」と思ったら、実は「植物がお腹をすかしていた」(肥料不足)
なんてことも結構あります。 そんな症状を見つけたらすぐに「液体肥料」で栄養補給してください。その効果はすぐにわかりますよ。
草花などを植え付けた後は「液体肥料」などを定期的(目安として1週間に1回)に与えて、
植物がお腹をすかないように気をつけますが(これを「追肥」と言います)、
植付け時にあらかじめ土の中に肥料を入れておく方法もあります。この肥料を「元肥」と言います。
シーズンの長い間花を咲かせるために、あたかも「お弁当」を持たせてあげるようなものです。
最近では初心者が「できるだけ手をかけたくない」、
「うっかり追肥を忘れてしまっても大丈夫な肥料はないかな?」といった要望を満たしてくれるような
「元肥」も開発されています。
チッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の成分含有量です。
簡単に言うとその「液体肥料」100gの中にチッ素が5g、リン酸が10g、カリが5g含まれているのです。
即ち、この例の場合は葉、茎、根の生長を促すチッ素やカリに加え、花の生長には欠かせないリン酸が
多目に含まれています。
ですから葉を観賞するハボタンはもとより、パンジー、プリムラなどの花物にも
オールマイティーに使用できます。
「液体肥料」を使う時にはこの成分バランスを確かめながら上手に使用したいものです。
■花工場原液
チッ素、リン酸、カリはもとより、植物の生育バランスに有効なカルシウム(Ca)、
マグネシウム(Mg)、そして鉄(Fe)、マンガン(Mn)などの微量要素、
さらにビタミンを含む総合液体肥料で、どんな植物にも手軽に使えます。
【上手な使い方】 液体肥料の希釈の目安は以下の通りです。 コンテナやプランターの草花には…1000倍(標準)に薄めて使います 花壇に植えた草花類には…500倍(標準)に薄めて使います 目安として1週間に1回与えます。
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