東京園芸資材販売 株式会社
 
◎これで差が出る
冬場の管理と越冬方法
講師:花ごころ研究室 河合秀治



防寒について

鉢物では熱帯性の花木、サボテン多肉植物類、洋らん類、観葉植物などに防寒が必要です。
10月以降は室内に取り込んで保温するのが適当でしょう。
ただし、ところによって(東京より以西)耐寒性が強いものは戸外でも越冬できます。
デュランタ、カポック、シンピジューム、アロエなどです。しかし、いくら耐寒性があると言っても
これらの植物に北風を当てたり、雪が積もったりすると枯れてしまいます。
このタイプの植物は南向きの壁際で屋根のあるところに置くと良いでしょう。
出来れば大きくて透明なビニール袋をかけ置けば戸外でも越冬できます。
南向きの玄関先で冬越ししているのを良く見かけます。
庭木の防寒については雪の深い地方以外必ずしも必要ありません。
しかし、土の表面にマルチをすることによって地温が上がり春の生育が良好になります。
マルチとは根元をわらやバーク、ビニールを敷き詰めて根元の表土が直接外気と触れないようにすることです。
また、ボタンなどはござ等で帽子をかけ防寒することによって開花を早めることも出来ます。




鉢物の置き場所

鉢物を室内で管理する場合は次のことに注意します。

1.温風や冷風が直接あたらないところに置く。

2、窓際に置く場合、夜間はカーテンの内側に置きガラスと接しない。

3.シクラメン等の花鉢は人が集まる暖房が良くきいた部屋に置かない。花が悪くなります。




施肥、潅水

冬の水やりは出来るだけ控えた方が植物に耐寒力が付きます。
鉢土が乾き始めてから2,3日待ってから水を与えるぐらいが良いでしょう。
ただし、開花中は花がしおれやすいので土が乾かないように与えるか花に霧吹きをかけると良いでしょう。
また、室内で鉢物を管理すると日のあたりが悪く、葉が枯れ始めます、
そんなときには有機質の液体肥料を水やり変わりに与えると日光不足を補い葉が落ちるのを止めてくれます。
庭木はこの時期肥料を必要としませんが、寒肥として有機質肥料をたっぷりと与えて置くと
春の芽吹きや花付きが一段と良くなります。バラには是非寒肥を与えておきましょう。


用土について



土の乾燥を防ぎ、土の温度を安定させます。冬寒さから根を守ります。
赤茶色のバークなので植物の緑を引き立たせます。
長期間の使用後は土に返り、土壌改良効果があります。

使い方
植物の根元を中心に3センチ程度の厚さで隙間なく敷き詰めます。
理想的な厚さは5センチ以上です。
使用後1年以上たっていないバークは土と混ぜないようにしましょう。
もし混ぜてしまった場合は植物に肥料を与える回数を増やし
窒素飢餓(有機物の分解時に微生物が窒素肥料を吸って植物が利用できなくなること)を避けます。


肥料について



この肥料は液体の有機質肥料なので冬場の低日照時には最適の肥料です。
海藻成分が根の発達を助け葉の色を青くします。
木酢液を配合しています。

使い方
100倍に薄めて使用します。10Lの水道水にキャップ1杯の液肥を加えて棒等で良くかき混ぜます。
樹木や生長の旺盛な植物はキャップ2杯(500倍)の濃度で利用すると効果的です。
鉢に与えるときは出来るだけ鉢土を乾燥させて、鉢の底から水が流れるぐらいたっぷりと与えます。




この肥料の主成分は発酵固形油かすです。
骨粉を多く配合してあるので花や実付きを良くする効果が期待できます。
100%有機質肥料なので果樹や野菜にも安心して利用できます。

使い方

庭木の場合は樹木の枝先の下に3.4個所穴を掘り適量を埋めます。
1ヵ所に軽く一握りが適量でしょう。
鉢物の場合は適量を鉢の上に置きます。形が残っていても一月ごとに交換します。





園芸サポート → これで差が出る → 冬場の管理と越冬方法


HOME
POLICY 会社概要 取り扱い品目
   園芸サポート 社長ブログ お問い合わせ サイトマップ  
 
 Copyryight  (C) 2009 Tokyo Engei Shizai Hanbai Corporation All Right Reserved