東京園芸資材販売 株式会社
           
◎品種別育て方 
エンゼルトランペット
講師:花ごころ研究室 河合秀治


今回は、晩秋まで咲き続ける、エンゼルトランペットを紹介します。



エンゼルトランペット ナス科 ブルグマンシア属
原種 (サイグイネア・ウェルシコロル)交配種
熱帯アメリカ原産の低木 半耐寒性






前年から残っている太い枝には6月ころから、また今年伸びた枝には9月ごろから、花が咲き始めます。
花は大きく、下に垂れ下がるように数多く咲くので、スタンダード仕立にするとよいでしょう。
8月までは、葉ばかり茂り大きくなるのですが、花が咲き始めると、とても見ごたえがあります。
玄関先などの目立つところに置くようにします。






エンゼルトランペットは生長が早く、1年で鉢いっぱいに根が張るので毎年植え替えをします。
植え替えたときに短く幹を切ってしまうと大きく育ちますが、花は秋から咲き始めます。
また、長いまま植え付けると6月ごろから花が咲き始めます。


日ごろの管理方法で大切なのは乾燥させないことと、肥料を切らさないことです。
大き目の鉢に植え付けます。置き場所によりますが10号鉢がお勧めです。
また、肥料は10月まで毎月必ず与えます。
下葉の色が薄くなり始めたら肥料切れや施肥量不足です。
エンゼルトランペットは萎れやすいので夏は朝晩2度程度の水やりが必要になります。
通常の植物と違い根腐れしないので、 大きな受け皿 に水を張っておいてもよいでしょう。




開花後はすぐに冬になるので防寒をします。
雪が積もらず、霜が直接当らなければエンゼルトランペットは枯れてしまうことはありません。
軒下においておく程度でも小枝や幹の先が枯れるだけで冬越しする場合があります。
また、横に伸びた枝や幹を半分ほどに切り詰めてあまり日の当らない玄関先に置いても冬越しが出来ます。




用土の説明
 《花ちゃん培養土》




  • 海藻成分を配合、根の張りが良くなります。
  • 緩効性化成肥料を配合した培養土です。
  • ロックウールを配合した軽量な培養土です。

−使い方−
エンゼルトランペットなど大型の植物を植付ける時は赤玉土を2割程度混ぜると定植後の根付が良くなります。



肥料の説明 《元肥そだち》



元肥そだちは緩効性の化成肥料です。無臭で清潔です。
肥料による障害が少ないので土に混ぜて使用できます。
肥料は植物の根から出る根酸によって肥料成分として根に吸収されるので
植物の生長に合った肥料効果が期待できます。
また、リン酸分を多く含むので花付きや実付きが良くなります。

−使い方−
もっとも効果的な利用方法は元肥です。植え付ける時に土に混ぜて利用します。
用土に対して4g/L与えます。
例えば5Lの土に対しては4g×5Lで20g(女性の手で肥料を軽く握った約半分の量)を土に良く混ぜます。
用土に赤土、黒土が多く配合されている用土を使うときはとても効果的です。






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